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古くから「易は五十歳にして習うべからず」といわれるほど、恐れられていました・陰陽の考え方 [日記]

陰陽の考え方

陰陽とは中国の易経にある考え方で、
森羅万象の変化を陰と陽の組み合わせによる
64卦の相により読み取るものですが、
古くから「易は五十歳にして習うべからず」といわれるほど、恐れられていました。

その理由は明日の運命がわかるからなのです。

成熟して確固とした考えを持つ年ごろでないと、
わかった運命の吉区に動揺してしまうため、
あえて年齢制限をしたのです。

養生法では、帝王学といわれた易を日常的に使用でき役に立つ
「原理・易」として再構成しました。

簡単にいえば、陰とは遠心力(拡散・上昇していく働き、もしくは状態)を指し、
陽とは求心力(収縮・下降していく働き、もしくは状態)のことを指します。

陰陽は万物の変化の本質を瞬時にしてとらえることができますが、

変化ゆえに決して固定的ではなく、常に相対的なのです。

水の循環を例に挙げると、水は液体(固体に対して陰性)ですが、

大海原で太陽の熱(陽性)が加わり水蒸気(陰性)として蒸発し、

空高く上昇します。

上昇するにしたがって大気の冷却化(陰性)によって水蒸気が氷(陽性)として固まり、

再び、下降を始め、雨(陰性)として地表に戻ります。

この場合は水の循環の陰陽ですが、

同じ水でも冷たい水と沸騰した熱い湯を比べると前者が陰で後者が陽となります。  



                           <陰 陽 の 例>

[ 陰 ]

より遠心性・拡散性・上昇性を持つもの、より静的なもの、より冷たいもの

精神
カリウム
植物
静脈

六腑
白血球

弛緩
悲しみ

寒さ
休息(眠り)
空間



[ 陽 ]

より求心性・収縮性・下降性を持つもの、より動的なもの、より熱いもの

肉体
ナトリウム
動物
動脈
手足
五臓
赤血球

緊張
怒り

暑さ
活動
時間



 
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