SSブログ

エンプティーカロリー神話の甘い罠!日本の常識はやっぱり世界の非常識だった・・・ [日記]

エンプティーカロリーという言葉が
一人歩きをして久しくなります。

飲み会の席で今だに神話を語る方がおられますが
もう、そうなりますと神話ではなく “ 都市伝説 ” レベルです。


エンプティカロリー(empty calorie)というぐらいですので
もともとの由来は海の向こうで
アメリカの公共利益団体
(Center for Science in the Public Interest)が

発見?した内容を造語として
この世に問うかたちで生まれたらしいのです。


まことしやかに囁かれ始めて
いつの間にか定説をGETしたわけですが

その言葉が日本に輸入される時に どうも意図的に操作が行われていたように思います。

今から約15年前の話になりますが
ある内科医はそのエビデンス(証拠)として幾つかの研究を
発表したりもしております。

象徴的な実験はこうです。

★ねずみでの実験

Aグループのねずみには普通のえさ
Bグループのねずみには普通のえさの1/3を
同カロリーのアルコールにかえて食べさせた。
すると、4週間後、BグループのねずみはAより体重が約3/4に減った。

っというもの・・・。

おぉ~すごいじゃないか!!いいね~!!と思われますか?


これは私の試験ならぬ私見ですが

ねずみの様な体の小さな生命は
1食1食がとても大切で
2年の寿命と考えれば
尚更の事、人様のそれを80年とすると
1食の重みはザックリと40倍です。

4週間といいますと約1月になりますので
24分の1の人生(ネズミ生)です。

それだけの期間、食事がエンプティーになると

それはもうただの【栄養失調】に他なりません。
だからやせ細るのは当たり前です。
実験という名の単なる虐待です。

そうして生まれたのが

「アルコールから摂取したカロリーを優先的に消費して
アルコール以外(食べ物やお酒に含まれるアルコール以外の成分)から
摂取したカロリーの消費を後回しにする」

つまり
「人間はアルコールの持っているカロリーを一切使えないのだ!」

だから太らない!

寧ろ、おつまみや酒の肴に要注意だ!

っとこうなりました・・・。

そして、私の周りにも存在するのが
「昼飯を抜いて夜の飲み会にカロリーをシフトするぜ=3」的な人・・・。


アルコールエネルギーがなぜエンプティカロリーかは
アルコール代謝にともなう酸素消費量の増加や
飲酒による血管拡張、皮膚温上昇などで
エネルギー消費が増えるのではないかと
推測されてはいます。


しかし、これは理論値でアルコール25g/日までのこと。
アルコールのカロリーは、1g当たり7kcalほどありますので
ml 換算にしても、たいした量にはなり得ません。

っが、この考え方で行きますとビールの大ジョッキは89kcal
蒸留酒(焼酎やウイスキー)は糖質が少ないので限りなく
0kcal
なってしまいます。
そうして、糖質ゼロ、プリン体オフのビールなどが矢継ぎ早に
発売され始めたわけです。



こうなりますと
エンプティカロリーをカロリーがエンプティー
つまり、カロリーがゼロ(エンプティー)?と
言葉の綾で都合よく勘違いしている(したい)
人、企業、国があるとしか思えません。

エンプティカロリーを
エネルギーにならない
空っぽのカロリーと

直訳でこのまま使い続けますと
一体全体、日本はどうなるのでしょうか?!

ご都合主義にも程がある~w!!ですね。


アルコールはあくまで人体にとって異物です。
異物は当然ながら消化経路が異なりますので
薬物代謝経路である
肝臓でアセトアルデヒドに分解されますが
これは確かにエネルギーになりません。

しかしながら如何なる種類でも
アルコールを分解する過程では

肝臓での中性脂肪の合成が促進され
脂肪肝を誘発し易くします。

「つまみ無しで、お酒だけ飲んでいると肝臓が太る」わけです!

これは単なる肥満ではなく

生活習慣病の一つとしてカウントされています。

<お酒で太る本当の理由をまとめますと>

1.アルコールの影響で食が進みついつい
 食べ過ぎてしまい
 カロリー過多になってしまう。
 (人体の防衛反応として消化器官を守りたくなるので
  脂質を余分に摂りたくなり、肝臓を守る為に
  タンパク質を欲する様になります。)

2.アルコールが分解される途中で
 脂肪の合成を進める酵素が発生して
 肝臓と内臓に脂肪がたまりやすくなる。


★ 1X2=相乗効果です。




この言葉の発祥地であるアメリカや諸外国では、
”カロリーだけあって栄養がない”ことを「エンプティカロリー」
はっきり明確に定義し
寧ろ積極的に成長過程にある子供たちの学校給食や学食
ファーストフード業界に指導をし変革をしてきています。



先出のネズミではありませんが~

現代版栄養失調の原因となるのが、エンプティカロリー食品です。

「スナックフード症候群」 「ペットボトル症候群」 「ジャンクフード症候群」  っをご存知でしょうか?



食べたいだけ食べて、飲みたいだけ飲んで どんどんと【栄養失調】が加速する負のスパイラルです。

カロリーはオーバーしているのですが
カロリーが高いのに、栄養素が極めて偏り、
しかも栄養価の低い食品群ですから
ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養が足りず

特徴としては、
よく噛まずに食べられるものがとても多く
噛まずに味わえるよう様々な工夫
(食品添加物、アミノ酸等)が施されております。

ですので、病(や)められない止まらない系となり
過分な欲望が湧き喉が渇くのでジュースに落ち着く・・・



しかし、【満腹感】とは裏腹に

十分な栄養が取れない状態に陥りますので
精神的にも余裕が生れず、切れやすくなりがちです。

こうなりますと対人関係は深刻ですね。

これらの飢餓状態が続きますと
ストレスに弱くなり
極端なポジションに身を置きやすくなります。

人格の形成にも影響が出てくるでしょう・・・。

勿論、体格は良く見た目はGoodですが

残念ながらハリボテなわけです。


まとめますと・・・


エンプティカロリー食品は、消化の際に、体内にある酵素を持ち出し
身体の中から補いますので、食べれば食べるほど
消化・分解、吸収に負担がかかります。

本来は代謝を促すための酵素を
消化の為にいっぱいいっぱい使ってしまうので
当然、代謝が下がります。

結果、太りやすい体質になるのは言うまでもありませんね。

でも、本当に着目すべきなのは

静かなる炎症・・・なのです。

機会がありましたら、また触れてみたいと思います。

長らくお付き合い頂きまして、有難うございます。

お元気様でした。
















nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。