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吾、唯足るを知る~過分な欲望の支配からの~ [ライフラインイノベーションという考え方]

小さな子供は

自分のものは自分のもの
そして
自分が気に入ったものは自分のもの

その割合が成長と共に変化していく事になります。

ですので
幼い頃から気前が良い子供は
子供を卒業できないかも知れません。


やがて
独占欲や所有観念がどういう仕組みになっているのか

客観的に分析が出来る様になると
成人の仲間入りとはなりますが

しかし

そこから、大人になれるかはまた別物。

【欲望】を自他のどこで分け、処理するのかは

本来頭ではなく、心の部分での事のはず・・・。

現代社会は欲望渦巻く情報過多時代ですが
その中で、人格形成に挑むアドベンチャーは
昔よりもあらゆる意味でタフでなくてはいけません。


理性の前に、澄み切った感性が大切なのですが、

負のストレスが、たび重なると

理性が働いて理由付けに「~ねばなら無い」が

付きまとうようになり

大変、疲れ易い現実が押し寄せてしまい
挙句の果てには、貧相を招きかねません。


そうなると、ハマるわけです。

分かっちゃいるけど、『止められない、止まらない~』に・・・。

そして

【われただたるをしる】っを念仏のように

言い聞かせる日々の繰り返しが時間を食べます。

云うまでも無く
むなしさは成長の肥やしにはなりませんね。



ここで

自然界という生命場から考えて見ますと

欲望そのものが悪いわけではなく

【過分な】が摂理に反するのです。



自然界は揺らぎながらバランスを取り

決してハメを外しません。

恒常性が働き、丁度良くなる塩梅を知っています。

【欲望】の対局にある【質素】の言葉の本質は

まさに自然界で織り成す生命の
循環そのものと言えるでしょう。



春は 萌芽更新の季節でもあります。

逆に

決して秋の葉の原っぱ【秋葉原】では
“萌える”事はないのです。 


自然の摂理から見つめる【大人】とは

結婚をし血統を紡ぐ為に家庭を築きながら

夫婦が互の為に何%生き合えるのかを
競争する姿をさします。

自然界に存在する”ペアシステム” は無駄なく未来へと

繋がる理法ゆえ、完成完結を迎えようとする段階には

【個】を補完し合う仕組みが必須となるわけです。

その段階の飽くなき欲望を満たす為に
ひたすら努力を傾ける2人を

称して【大人】と呼ぶのです。

勿論、互の為に100%生き合えるのが
理想かも知れませんが

そう出来ないながらも、互に相手の足りなさや弱さを

自らの成長の場として” 補い合おうとするところ ”
っに学びを感じつつ


【吾、唯足るを知る】っを見出すことに
なるのではないでしょうか・・・。



IMG_3160s.jpg
<サンシュユの花>


*多くの広葉樹は、幹を切ると切り株からたくさんの芽が伸びだし
同時に地下では新根が勢いよく派生し始めます。
年を経た樹木(林)を伐採し、こういった萌芽を育てる事により
活性を促し、雑木林全体の若返りを図ることが出来ますが
これを萌芽更新 [ほうがこうしん] といいます。


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